ガザ停戦案ハマスが仲介者に前向きな回答 恒久的な停戦求め米に署名求めたと報道も
国際|
07/05 05:23

パレスチナ・ガザ地区の停戦交渉を巡り、イスラム組織ハマスが仲介者に前向きな回答をしたと明らかにしました。
ハマスは4日、停戦案に対する回答を交渉を仲介する担当者に提出したと発表しました。
回答は「前向きだ」としたうえで、「交渉に参加する準備が整っている」としています。
ただ、ハマス側は戦闘を恒久的に停止するためにアメリカに保証人として署名することを求めたと中東のメディアは報じています。
アメリカのトランプ大統領はこれまで、60日間停戦する案にイスラエル側が同意したと明かしていて、この停戦の期間中に戦闘を終わらせるため、すべての当事者と協力する方針を示していました。
さらにハマス側に対しては「これ以上良い条件にはならず、状況は悪化するだけだ」と合意を迫っていたほか、4日には24時間以内にハマスの対応が判明するとも述べていました。
ガザ地区を巡っては、1月に停戦が成立した際に、ハマスに捉えられた人質の解放とイスラエルが収監していたパレスチナ人の釈放が段階的に進みましたが、3月にイスラエルが攻撃を再開していました。
イスラエル軍はガザ地区の65%を支配したと主張し、この1週間でハマスの戦闘員100人以上を排除したとしています。
ガザ地区では2023年10月以降、5万7268人が死亡し、13万5625人がけがをしています。