脱走ライオンが人を襲い、人里近くに野生トラ…“猛獣トラブル”相次ぐ
国際|
07/08 19:31
世界各地で、ライオンの脱走が相次ぎました。
■トルコでライオン“脱走”
トラクターの前を歩く1頭の雄ライオン。目撃されたのは、トルコ南部のリゾート地マナウガトの郊外にあるピスタチオ畑です。
地元住民
「つま先に何かが触れた。はじめはネズミかと思ったけど、突然それが夫に飛びかかってきた」
ライオンは近くの動物園から逃げ出したもので、農家の男性が足をかまれるなどして重傷を負いました。
その後、当局が生け捕りを試みたものの失敗。ライオンは射殺されたということです。
■パキスタンでは18頭保護
パキスタン東部のラホールの防犯カメラが記録していたのは、ライオンが塀を乗り越え、通行人に飛び掛かる瞬間でした。
女性と子ども2人にけがをさせたこのライオン。ペットとして飼育されていたもので、飼い主側は許可を得ていたと主張しています。
飼い主の親族
「あの日は、おりの掃除をした少年が鍵を掛け忘れた」
しかし、そもそも住宅地での飼育は禁止。許可も得ていなかったとして飼い主ら3人が逮捕されたのでした。
さらに当局は、今回のトラブルを受けて取り締まりを強化。違法に飼われていたライオン13頭のほか、チーターなど5頭を保護し、5人を逮捕したということです。
■道路脇から“猛獣”出没
中国東北部の吉林省。前方の白い車に何かが近づき、右の草むらに姿を消します。
その影を追うカメラ。再びレンズを道路に向けると、なんとそこに野生のシベリアトラが…。
この周辺では、同じ個体とみられるトラが相次いで目撃されていました。
地元住民によると、家畜が襲われるだけでなく人里近くでも見掛けられているということで、当局が注意を呼び掛けています。