韓国大統領代行の韓首相 国会で弾劾訴追案が可決
国際|
12/27 17:30
韓国の国会は尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の職務を代行する韓悳洙(ハン・ドクス)首相に対する弾劾(だんがい)訴追案を採決し、賛成多数で可決しました。
韓首相に対する弾劾訴追案は国会議員の過半数となる賛成192票で可決しました。与党側は「無効だ」と抗議しています。
次の大統領代行の順位は崔相穆(チェ・サンモク)経済副首相となっています。
最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表は27日朝、「内乱勢力の根絶が韓国を正常化する唯一の道だ」と弾劾の理由を説明していました。
一方、憲法裁判所では尹大統領の弾劾審判に向けた手続きが始まりました。
大統領側の弁護団は「罷免(ひめん)にあたるほどの重大な違反はない」と主張しました。
また「適切な時期に本人が出席する」としています。
さらに、検察は「内乱を主導した疑い」ですでに逮捕されていた金龍顕(キム・ヨンヒョン)前国防相を起訴したと発表しました。