アゼルバイジャン機墜落 大統領「ロシアはもみ消そうとしている」
国際|
12/29 21:53
アゼルバイジャンの旅客機墜落を巡り、アリエフ大統領は、ロシアは事実をもみ消そうとしていると非難しました。プーチン大統領の「謝罪」に不満を表明した形です。
ロシアメディアによりますと、アゼルバイジャンのアリエフ大統領は29日、国営テレビのインタビューで旅客機の墜落の原因について、ロシア領内で地上から攻撃を受け、制御を失ったとの見方を示しました。
また、対ドローン用の電子戦の影響でも制御不能になったと述べました。
また、アリエフ大統領は当初、ロシア当局がバードストライクによる機材の損傷が事故原因であるとの見解を公表したとして、「ロシア側が事実をもみ消そうとしていたことを公然と示している」と対応を批判しました。
そのうえで、ロシア側に対し、罪を認め公式な謝罪をすることと責任者の処罰、そして賠償金の支払いを求めました。
プーチン大統領は28日、アリエフ大統領と電話で会談し、ロシア領空内で悲劇的な事件が起きたとして「謝罪」しました。
ただ、ミサイル防衛システムによる誤射の可能性には触れませんでした。
アリエフ大統領はこうした対応に不満を示した形です。