クロアチア大統領選挙第1回投票 ウクライナ支援否定的な現職1位か 来月に決選投票
国際|
12/30 10:25
クロアチア大統領選挙の第1回投票が29日に行われ、暫定結果では、ウクライナ支援に否定的な現職のミラノビッチ氏が1位となり、来月12日に決選投票が行われる見通しです。
クロアチアで29日、大統領選挙の第1回投票が行われました。
現地時間の午後7時に投票が締め切られ、国営メディアが報じた選挙管理委員会による暫定結果(開票率99.91%)によりますと、現職のミラノビッチ氏(58)が得票率49.1%で、1位となる見通しです。
中道左派の野党「社会民主党」の党首でもある、ミラノビッチ氏は、EU(ヨーロッパ連合)やNATO(北大西洋条約機構)のウクライナ支援に否定的で、中道右派の与党「クロアチア民主同盟」を率いるプレンコビッチ首相からは「親ロシア派」と批判されています。
今回の大統領選の暫定結果(開票率約99.91%)では、与党の候補者であるプリモラツ氏の得票率は、19.35%でミラノビッチ氏に大きく離され、2位となる見通しです。
得票率が50%を超える候補者がいないため、来月12日に上位2名のミラノビッチ氏とプリモラツ氏の間で決選投票が行われる予定です。