中国・江蘇省蘇州市で去年6月に日本人親子らが切り付けられた事件で、被告の男の初公判が今月9日、地元の裁判所で開かれました。
　蘇州市のバス停で去年6月、スクールバスを待っていた日本人親子が突然、刃物を持った50代の男に襲われ、負傷しました。
　また、スクールバスの案内役だった中国人の女性、胡友平さん（当時54）が刺されて死亡しました。
　起訴された男の初公判は今月9日昼に地元の裁判所で開かれ、日本メディアには非公開でしたが、在上海総領事館員が傍聴したということです。
　中国当局からは男の罪名や犯行動機などは明かされておらず、総領事館は公判後に取材に対して、「今の段階ではコメントできない」としています。