MAP 閉じる

検 索 閉じる

番組検索

番組キーワードから探す

番組名から探す

KBCマップ

エリア

全国のニュース

またアメリカで航空事故 子どもの患者ら犠牲か「6人生存確認できず」

国際

02/01 22:30

アメリカで今度は、6人が乗った医療用小型機が墜落しました。フィラデルフィアの墜落現場では、地上でも、複数の負傷者が出ているとみられています。(2月1日OA「サタデーステーション」) ■子どもの患者や母親ら6人が搭乗 報告・親松聖記者 「小型機はここから300メートル離れた場所に墜落しました。現場には今も、羽のような破片が残されています」 墜落事故が起きたのは、アメリカ東部ペンシルベニア州の最大都市フィラデルフィアの住宅などが立ち並ぶ地域です。 墜落事故の目撃者 「飛行機がどんどん落ちていくのが見えて、家に衝突しました。家に衝突した後、いくつかの車にも衝突し、ドーンと、商業施設など、そこら中に衝突しました」 アメリカ連邦航空局によると、墜落したのは医療専門の「ジェットレスキュー」の小型機で、パイロットらのほか、子どもの患者と母親など6人が搭乗していました。AP通信によると、6人はメキシコ国籍で、フィラデルフィアの病院で治療を受け、メキシコに帰るところだったといい、「生存者は確認できていない」とされています。 墜落した小型機は、建物や車を巻き込みました。消火活動が続けられる脇には焼け焦げた車が何台もあり、中にはまだ後部が燃えている車もあります。現地メディアによると、地上にいた6人が病院に搬送されたと伝えています。 墜落事故の目撃者 「親戚が現場近くのモスクで礼拝していて、その内、従兄弟2人が負傷した」 ■管制官「飛行機が行方不明」 小型機はノースイースト・フィラデルフィア空港を離陸した直後に墜落。飛行距離はわずか5キロほどでした。この時の管制官の音声も公開されました。 管制官の音声 「飛行機が行方不明です。何が起こったのかは正確にはわからないので、原因を突き止めようとしています」 墜落の原因は、まだ明らかになっていません。事故を受け、トランプ大統領は自身のSNSを更新しました。 (トランプ大統領のSNS) 「とても悲しい。また罪のない命が失われた」 ■事故の新たな映像
 原因は そして、今週起きたアメリカの首都ワシントン近郊での旅客機と軍用ヘリコプターの衝突事故。 CNNのキャスター 「CNNは2つの新しい映像を独占入手しました」 動画には、事故の様子が鮮明に映っています。空港の滑走路に向かって着陸態勢に入ったアメリカン航空の旅客機。そこに、画面左側から飛んできた軍用ヘリコプター。軍用ヘリは、速度も高度も変えずに、旅客機に向かって正面から突っ込んでいったように見えます。衝突した後、双方とも大きく回転しながら川に落ちていきました。 そして、2つめの映像では、右奥に見える旅客機が、着陸するために高度を下げながら飛行してくるのが見えます。そして、左から右へ向かって飛行する軍用ヘリコプター。どちらも、緊急回避的な行動をとった様子はみられません。 この事故では、双方の乗客乗員67人、全員の生存が絶望視されています。 そんな中、事故原因をめぐって新たな動きが。アメリカの航空当局は、軍用ヘリコプターのコックピットの音声や、飛行データのレコーダーを回収しました。また、管制官への聞き取り調査を始めたということです。既に回収されている、旅客機のブラックボックスを含めた調査が本格化します。 そんな中、トランプ大統領は。 トランプ大統領 「軍用ヘリ側の高度が高すぎた。高度制限は60mほどだったにも関わらず2倍の高さにいた。あの高さにいてはいけない」 アメリカ各地で、航空機のニアミスが相次いでいます。この映像は、去年7月、ニューヨークの空港付近で起きたニアミス。管制官が誤って、同じ滑走路の使用を指示したためで、2機は、およそ80mですれ違いました。 アメリカ国内のメディアは、空港の管制塔の人員不足が長年続いているため、今回もその影響が大きいと指摘しています。 ■“トランプ関税”期日に
 新たな関税示唆も トランプ大統領(1月31日) 「譲歩はしない」 トランプ大統領が以前から表明していた“関税引き上げ”の第1弾が1日、期日を迎えました。メキシコとカナダ、中国の関税を最大25%引き上げます。不法移民や合成麻薬の流入、貿易赤字を理由としています。 トランプ大統領は、アメリカの産業を保護するには「関税の壁」が必要だと強調。新たな計画も明らかにしました。 トランプ大統領(1月31日) 「石油やガスにも関税をかけるつもりです。かなり近いうち、2月18日あたりになる」 原油や半導体、鉄鋼、医薬品など、幅広い品目の関税引き上げを検討していると表明。対象国は明示しなかったため、日本が影響を受ける可能性もあります。 ■日系企業に与える影響も メキシコシティ近郊にあるバヒオ地区。トヨタ、ホンダ、マツダといった日系自動車メーカーの工場が進出しているため、その下請けをする企業が多い場所です。こちらの工場は、16人の従業員で、自動車を作る際に必要な部品を製造。主に日系の自動車メーカーに納品しています。 工場の担当者 「既存のお客様が撤退すれば、 弊社の仕事にも直接影響が出てしまうので、そこはすごい怖い」 メキシコからアメリカへ輸出する時の関税が上がることで、日系自動車メーカーが撤退や減産などに踏み切れば、工場が大打撃を受ける可能性もあります。 工場の担当者 「メーカーさんを減産するという話も聞いていますし、お客様の仕事が減った分、売り上げが落ちてしまいます」 (C)
 CABLE NEWS NETWORK 2025

2月1日(土) の記事一覧