トランプ大統領 FRB議長を「解任するつもりはない」 市場の動揺踏まえた発言か
国際|
04/23 07:45
アメリカのトランプ大統領はFRB(連邦準備制度理事会)のパウエル議長について「解任するつもりはない」と明言しました。
トランプ大統領
「解任するつもりはない。利下げについて彼にもう少し積極的に行動してほしい。今が利下げの絶好のタイミングだ」
トランプ大統領は22日、記者団を前にエネルギーや食料品の価格が下がったと主張したうえで、FRBに対し金利の引き下げを改めて要求しました。
一方で、パウエル議長について「解任するつもりはない」と明言しました。
そもそも、大統領にFRBの議長を解任させる権限があるかどうかは不明確ですが、トランプ大統領はこれまでも「退任が早すぎることはない」などとして、利下げに慎重なパウエル氏に対し圧力をかけていました。
今回の発言は市場の動揺を踏まえてのものとみられます。