トランプ政権が地裁を批判 ハーバード大の留学生受け入れ資格停止を一時差し止め
国際|
05/25 11:31

ハーバード大学の留学生受け入れ資格をトランプ政権が停止する措置について、裁判所は一時的に差し止める判断を示しました。トランプ政権はこれを批判しています。
ボストンの連邦地裁は23日、トランプ政権がハーバード大学の留学生受け入れ資格を停止する措置を一時的に差し止める判断を示しました。
ワシントン・ポストによりますと、地裁の判断に対して国土安全保障省のマクローリン次官補は「憲法で大統領に与えられた権力を弱体化させようとしている」と批判しました。
マクローリン氏は「高等裁判所が正当性を証明してくれることを期待している」としています。
また、ホワイトハウスのジャクソン副報道官は「選挙で選ばれていない裁判官に、トランプ政権の移民政策や国家安全保障政策の正当な行使を妨げる権利はない」と非難しました。
国土安全保障省は22日、ハーバード大学が「暴力や反ユダヤ主義を助長し、中国共産党と連携している」として留学生の受け入れ資格を停止すると発表しました。
これに対し、ハーバード大学は憲法などに違反しているとして政権を提訴しました。