中国で民主化を求める学生らを武力で弾圧した天安門事件から5日で36年となります。36年が経った今でも、事件についての言論統制は厳しく続けられています。
　中国外務省は4日の会見で、天安門事件について問われると「1980年代に起きた政治的な騒動についてはすでに明確な結論が出ている」と述べ、当時の事件に対する対応は正当だという立場を示しました。
　また、アメリカのルビオ国務長官が3日、声明で天安門事件の中国政府の対応を非難したことについても「歴史を歪曲した内政干渉だ」として、強く反発しています。
　36年経った今でも中国では天安門事件について自由に語ることはできず、インターネットや生成AIで事件について検索することもできなくなっています。