トランスジェンダー選手優勝で物議“州に罰金科す”
国際|
06/04 15:46
アメリカで開かれた高校の陸上女子の大会で、トランスジェンダーの選手が複数の種目で優勝しました。大会は新たなルールを導入して実施されましたが、依然として議論を呼んでいます。
カリフォルニア州で先月30日から開催された高校陸上女子の大会で、トランスジェンダーのヘルナンデス選手が走り高跳びと三段跳びで優勝しました。
トランプ大統領はトランスジェンダーの選手が女子大会へ参加した場合、州への支援を打ち切る姿勢を示しています。
このため大会の主催者はトランスジェンダーの選手が入賞した場合は次点の選手も同じ順位とする新しいルールを作りました。
三段飛びでは、ヘルナンデス選手より跳躍が50センチ短かった選手と2名が共に優勝となっています。
ただ、大会には根強い批判があり、地元メディアによりますと、会場には「女性のスポーツを守れ」と書かれたTシャツを着た反対派の姿もみられたということです。
トランプ大統領もSNSに大会を批判する投稿をし、カリフォルニア州に「大規模な罰金が科される!」と書き込みました。