トランプ氏 米国内のTikTok禁止措置をさらに90日猶予 買収交渉難航か
国際|
06/20 04:23

アメリカのトランプ大統領は、動画投稿アプリ「TikTok」のサービス禁止を猶予する措置をさらに90日間延長する大統領令に署名しました。
TikTokを巡っては、バイデン政権下で安全保障上の懸念からアメリカ国内での事業の売却を求める法律が発効した一方、親会社の中国企業「バイトダンス」が従わなかったことから、1月にサービスがいったん停止されました。
トランプ大統領は就任後、2回にわたってサービスの禁止措置を猶予していましたが、今月19日にさらに90日間猶予する大統領令に署名しました。
新たな期限は9月17日となります。
複数の企業が事業の買収に関心を示していますが、中国政府の同意が必要で、交渉が難航しているものとみられます。
トランプ氏は去年の大統領選でTikTokを積極的に活用して若い世代の支持獲得に「非常に役立った」と評価していて、サービスの継続に意欲を示しています。