イラン「真剣で敬意がある会談」英仏独外相らと協議
国際|
06/21 06:05
イスラエルとイランの間で攻撃の応酬が続くなか、イランの外相が、ヨーロッパの外相らと直接協議しました。アメリカのトランプ大統領はこの問題でヨーロッパは役に立たないと述べました。
スイスのジュネーブで20日、イランの核開発についてイランのアラグチ外相とイギリス、フランス、ドイツの外相、そしてEU(ヨーロッパ連合)の外交責任者が会談しました。
ヨーロッパの外相らは、「イランは核兵器を持つことはできない」と伝えたうえで、アメリカとの核協議を再開するよう要請しました。
イランのアラグチ外相は、「真剣で敬意がある会談だった」としてヨーロッパ諸国との対話を継続する意向を示す一方で、イスラエルの攻撃が停止されるまでは、核協議に応じない姿勢を強調しました。
アメリカ
トランプ大統領
「イランは欧州ではなく米国と協議したいのだ。欧州はこの件で役に立たない」
トランプ大統領はイランが戦況で優位に立つイスラエルに対して、攻撃を停止するまで交渉に応じないと要求することは難しいと主張しました。
そして、イランは「アメリカとの協議を求めている」として、アメリカが軍事攻撃に踏み切るか状況を見極めるため、2週間の「時間的な猶予」を与えたと強調しました。