イランが中東各地の米軍基地に報復のミサイル攻撃 作戦名「勝利の祝福」
国際|
06/24 03:06

アメリカによる核施設攻撃への報復としてイランは中東にあるアメリカ軍基地に対して攻撃を実施しました。
イランメディアは23日、カタールとイラクにあるアメリカ軍基地に対してミサイル攻撃が開始されたと伝えました。
作戦の名称は「勝利の祝福」だとしています。
このうち、カタールの基地に向けては、ミサイル10発が発射されたと推定されるとイスラエルメディアが伝えています。
カタールの国防省は、「ミサイルは迎撃され、けが人はいない」としています。
カタールのアメリカ軍基地は、中東最大規模で、1万人を超える兵士を収容できるとされています。
イランからはホルムズ海峡を隔てた場所に位置し、ミサイルが基地に到達するまでの時間が短いことから迎撃が難しいという分析もあります。
イラクの基地でも兵士らがシェルターに避難したということです。
イラン革命防衛隊は「この国の強大で国民の支持を背景とした武装勢力の意志はいかなる破壊行為の繰り返しに対しても米軍の戦略的支柱の崩壊を加速させ、屈辱的な撤退を強いるだろう」と声明を出しました。
イランからのミサイル攻撃に先立ちカタール政府は国民や訪問者の安全を確保するため一時的に空域を閉鎖すると発表しました。
カタールに向かっていた航空機は出発地に引き返えしたり隣国の空港に着陸するなどの措置をとっています。