日本時間の30日、カムチャツカ半島付近を震源とするマグニチュード8.7の地震がありました。アメリカ・ハワイには午後2時ごろ、津波が到達しました。
　オアフ島の北側にあるハレイワでは、海面が1.2メートルほど上昇したということです。
　サンフランシスコなど西海岸には津波注意報が出されていて、地元当局が海岸線から離れるように呼び掛けています。
　津波の到達が確認されたアメリカハワイ州の知事は「安全が確認できるまであと2、3時間はかかる見込みだが、今のところ問題はない」と述べました。
　引き続き沿岸部から離れるように呼び掛けていて、海軍が住民の避難の支援にあたっています。
　マウイ島にあるカフルイ空港では離発着を予定していたすべての便が欠航となり、ターミナルには約200人が避難しているということです。
　一方、グアム島では最大約30センチの津波が観測されました。
　島の当局は同様の高さの波が今後数時間で満ち引きしながら徐々に弱まっていくと予想しています。
　アラスカ州の一部に出されていた津波警報は注意報に引き下げられました。