イランが米との核協議再開に条件 米の攻撃で被害受けた核施設の賠償など求める
国際|
07/31 18:48

イランがトランプ政権との核協議を再開させる条件として、アメリカの攻撃によって被害を受けた核施設などに対する賠償を求めていることが分かりました。
イランのアラグチ外相はフィナンシャル・タイムズの取材に応じ、トランプ政権のウィトコフ中東担当特使とのメッセージで、「双方にとって都合がいい解決策が必要だ」と伝えたことを明らかにしました。
アラグチ外相は「イランに与えた損害を賠償しなければならない」とも述べ、核協議の再開に条件を課したことも示唆しました。
イランの核開発を巡る協議は、6月にイスラエルとアメリカがイランの核施設を攻撃するなどしたため、中断していました。
アラグチ外相はこの攻撃で、イスハファンの近くで新たに稼働しようとしていたウランの濃縮施設が被害を受けたことも初めて認めました。