まるで“虹の道” 正体は“ゴムボート”なぜ?
国際|
08/01 19:19
川を埋め尽くす無数のゴムボート。ここは中国南西部の貴州省、人気のラフティングスポットです。猛暑のなか、涼を求めて多くの観光客が殺到。
“大渋滞”となったボートで川に“虹の道”が出現したのでした。
そうしたなか、下流ではトラブルが発生。身動きが取れないボートに、上流から来たボートが次々と衝突して転覆する事態となったのです。
気温の上昇とともに人気がうなぎ上りのラフティングですが、中国各地で騒動が相次いでいます。
広東省の施設では5月の大型連休中、一度に数百人の観光客が集まったため、ボート不足に…。30艘ほどのゴムボートを奪い合い、大混乱となりました。
人気の一方で、安全対策にも疑問の声が上がっています。
「これは転覆しそう…したね。慌てないで、助けに行くから。ここ激流だから救助できないんだ、下流に行ったら引っ張り上げるからね。ほら、1人で2人助けたよ」
かなり激しい流れですが、インストラクターの付き添いはなく、操船は客任せ。施設によってはヘルメットなどの装備品も不足しており、死亡事故も発生しているということです。