岩屋大臣「多分に誤解ある」中国人へのビザ緩和措置に自民党内で疑問の声
政治|
01/24 21:42
中国人の訪日観光ビザを緩和する政府の方針を巡り、自民党内から疑問の声が相次いだことについて、岩屋外務大臣は「多分に誤解がある」と述べ、理解を求めました。
岩屋外務大臣
「中身についても、誤解が一部にあるっていうことだと思いますし、手続きとしても、党において了承いただくというのは手続きは今まで取ってきておりませんので、そこも一部誤解があるんだろうと思います」
岩屋大臣は今回の緩和措置について、「直ちに中国人観光客の無秩序な急増につながるものではない」と説明し、経済への波及効果が大きい観光の推進をはじめ、治安に与える影響などを総合的に勘案して決定したものだと強調しました。
一方で、様々な意見や指摘があることも事実だと述べ、内容を正確に理解してもらえるよう丁寧に説明していく考えを示しました。
中国人の訪日観光ビザを緩和する措置を巡っては、21日に行われた自民党内の会合で、「事前に説明がなかった」「必要性に疑問がある」などと否定的な意見が相次ぎました。