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「10万円お米券を国民に」商品券配布は自民党の慣習?原資は機密費?石破氏に猛追及

政治

03/23 23:30

10万円の“商品券問題”、自民党派閥の“裏金事件”に続く、政治とカネの問題で石破総理は就任以来最大のピンチを迎えています。与野党のキーマンに、千々岩さんが直撃しました。 ■商品券問題 玉木代表を直撃 (千々岩森生 記者)「玉木代表です。玉木代表が今会場に到着しました」 (国民民主党
 玉木雄一郎代表)「千々岩さんどうも、遠いところから」 「お疲れ様です。」 この日、地元・香川で行った講演会は、会場に入りきれないほどの盛況ぶり。玉木代表が厳しく批判したのは、やはり石破総理の商品券問題です。 (国民民主党
 玉木雄一郎代表)「新人議員には10万円商品券渡しているんですよ。お米も高いし、ガソリンも高いし、それだったら10万円のお米券配った方がいいんじゃないですか、国民に。正直あんなことで時間を費やしている余裕はこの国にはないんですよ。」 調査によっては野党で最も高い支持率となっている国民民主党。この夏の参院選を前に攻勢を強める、玉木代表を直撃しました。 (千々岩森生 記者)「石破さんの10万円の商品券、玉木さんはどう感じていらっしゃるか?」 (国民民主党
 玉木雄一郎代表)「これは石破さんの問題のみならず、自民党の体質だと思いますね。おかしいと思ったらやっぱり政治を刷新するということで、自民党の中からもっと声を出せばいいし、特に野党第一党(立憲)はあらゆる手段を講じて、こんな政治はおかしいということに対して、厳しく迫るべきじゃないですかね。国民も誰が自分たちの、このもどかしい思いを代弁してくれるんだということで、本当にそういう意味では、もっていきようのない怒り、あるいは不安というのが高まっているじゃないですか。そういうのが一部我々に来ているし、これは本当に甘く見ていると政治は大きなしっぺ返しを食らうと思いますよ。」 この商品券の配布問題で21日、新たな証言が飛び出しました。 ■“自民の慣習”疑惑…原資は機密費? (自民党
 大岡敏孝衆院議員)「商品券的なものであったことは間違いないです。直接安倍総理から手渡されたわけではないと思います。」 大岡議員は2012年の初当選後、安倍元総理との会食の後に“商品券的なもの”を受け取ったと話します。 (自民党
 大岡敏孝衆院議員)「当時の認識は私は党からいただいたものだと思っていました。商品券だったとすれば10万円くらいだったと思います。」 党からもらったという大岡議員。この時、党をあずかる「幹事長」の立場にあったのは石破総理です。 商品券配布は代々培われてきた、自民党の“慣習”だったのか―。国会では厳しい追及が続きました。 (立憲民主党
 石川大我参院議員)「改めてそういう慣行が自民党内にはあったんだということ。これはご存知でしたでしょうか。」 (石破茂総理大臣)「それが慣行であったかどうか、というのを知る立場にはございません」 (立憲民主党
 石川大我参院議員)「いろんな人が配っているんだろうなということは、いろいろ見聞きしたことはあったということでしょうか?」 (石破茂総理大臣)「そういう話があちらこちらかな、長くおりますとね『そういう話もあるね』ということは聞いておりますが、私はそれを確認したわけでもございませんので。」 同じく、10万円分の商品券を配っていたことが報じられた岸田前総理。 (岸田前総理の事務所)「いずれも法令に従い適正に行っている」 さらに菅元総理の事務所は「手土産を差し上げたことはありますが法令の範囲内で適正に行なっています」とコメント。 麻生元総理の事務所も「適宜適切に処理していました」とコメントしています。 そして、追及はその原資についても。 (立憲民主党
 杉尾秀哉参院議員)「『官房機密費』が使われた疑いというのが出てまいります。いやむしろ、強いんじゃないかとも思います。本当にポケットマネーから出したんですか、証明できますか?」 (石破茂総理大臣)「本当です」 (立憲民主党
 杉尾秀哉参院議員)「証明できますか?」 (石破茂総理大臣)「それは証明の仕方というのがどう考えても難しいですね。ただこういうことに官房機密費は使うものではございません。」 「官房機密費」は税金が使われているにも関わらず、使い道を明らかにしなくてよいため“ブラックボックス”となっています。 ■進次郎氏「苦しいときに支える」 こちらは過去に共産党が入手した官房機密費の会計帳簿とされる文書。今から約30年前の宮澤内閣時代のものだといいますが…。ここには商品券312万2575円と記載されています。自民党はこの文書について事実関係は不明としていますが、事実であれば、少なくとも30年前から続いてきた可能性もあります。 (立憲民主党
 杉尾秀哉参院議員)「自民党の一部に“石破おろしの動き”があるようですけれども、本当にそんなことできるんですか。みんなもらってたんじゃないですか。問われているのは自民党の政治文化なんです。長年染み付いた金銭感覚そのものなんですよ。官房機密費を含めた歴代総理・総裁の金の使い方にメスを入れるべきじゃないですか。どうですか。」 (石破茂総理大臣)「歴代そういうことは慣習となっておったのではないかということについて、私として断定的で申し上げる立場にはございません。」 参院選を控えた議員からは「石破おろし」の声もあがりましたが、総裁選で争った小泉進次郎元環境大臣は…。 (千々岩森生 記者)「商品券の話が始まってから党内で“石破おろし”といいますか『総理は辞めるべきだ』という声が出始めていますが?」 (小泉進次郎
 元環境大臣)「支持率が下がったらリーダーを引きずり降ろそうとすること。そういう文化は私は変わらなければいけないと思うし、色んな事があっても文句はあっても、苦しい時に支える、そういった姿を持ち場持ち場でやっていくことが大事なのではないかなと。」 (千々岩森生 記者)「党内で商品券の話、ご自身も含めて、見聞きしたような経験はございますか?」 (小泉進次郎
 元環境大臣)「今、この話で党内でみんなで話すことはあまりありませんね。特に政治改革特別委員会も日々見ていただければわかりますけども、野党も含め、この問題で一色ということは全くありません。」 3月23日『有働Times』より

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