厚労省「損得ではない」年金制度への理解広がるか
政治|
03/25 22:19
5年に一度の年金制度改革を巡る議論で自民党の河野太郎議員が小手先ではない抜本改革を訴えています。
厚労省「いっしょに検証!公的年金」
「若い人って公的年金で損するって聞いたけど、本当?」
これは年金制度への理解を広げようと、厚生労働省が作ったサイトの中で取り上げている若者からの疑問の声。この疑問への回答が今、物議を醸しているのです。
厚労省「いっしょに検証!公的年金」
「公的年金制度は誰にでも起こり得るリスクに社会全体で備え、皆さんに『安心』を提供するものです。そのため、経済的な損得という視点で見ることは、本来適切ではありません」
「損得ではない」と言われましても…。
X(旧ツイッター)への投稿
「お金である以上、損得は誰しも考えるやろ」
「損得じゃないとか言ってる時点で最低限しかかけたくないね」
と、まあ払う側からすれば“損得”で考えるのが人情ってもの…。
この年金制度を巡って自民党では今、5年に一度の改革の議論が本格的にスタートしています。
現在の制度は現役世代皆が入る基礎年金をベースに、サラリーマン世帯などが加入する厚生年金の2階建て方式。
改革案としては、厚生年金の積立金を利用して基礎年金の底上げを図る案やパートなど短時間労働者も新たに厚生年金に加入させる案などが検討されています。