トランプ大統領の交渉参加に石破総理「想定をかなり超えておった」
政治|
04/21 12:02
国会では参議院の予算委員会が開かれ、トランプ関税を巡り、日米交渉の対応などについて論戦が交わされています。
(政治部・村上祐子記者報告)
大統領自身が交渉に参加したことに立憲民主党は「アメリカのペースに乗せられたのではないか」とただしました。
立憲民主党
徳永参院議員
「トランプ大統領が出てきて直接、話をする想定はしておられたんでしょうか」
石破総理大臣
「私も40年この仕事をしておりますが、このような例は見たことがない、ということでございます。想定をかなり超えておったということです。今回のことを教訓として、世の中、何でも起こりうるということを改めて肝に銘じて、これから先やって参らねばならない」
さらに石破総理は「それだけ日本との協議を重視しているということだ」と強調しました。
また、赤沢大臣は自らを「格下」と発言したことに理解を求めました。
徳永参院議員
「次の交渉ではもっと堂々と強い態度で交渉に臨んでいただきたいと心から願いますが、いかがでしょうか」
赤沢経済再生担当大臣
「交渉相手国の国家元首でありますので、最大限の敬意を払いつつ言うべきことは言う、ということでありました。その通りに行動したところでございまして」
関税措置の影響を受ける中小企業への資金繰り支援について、石破総理は「責任を持ってお約束する」と明言しました。
交渉担当の赤沢大臣は来週、再び訪米します。
短いスパンのなかで、どれだけ交渉材料を用意ができるのかが焦点です。