中国海警局のヘリが領空侵犯 尖閣諸島周辺 空自機がスクランブル対応
政治|
05/03 21:39

防衛省は2日の昼すぎに中国海警局のヘリコプターが沖縄県の尖閣諸島周辺の領空を一時、飛行したと発表しました。
防衛省によりますと、2日の午後0時21分ごろからおよそ15分間、尖閣諸島周辺の領海に侵入した中国海警局の船からヘリコプター1機が飛び立ち、領空を飛行したということです。
中国海警局のヘリコプターによる領空侵犯は初めてで、航空自衛隊の戦闘機が緊急発進して対応しました。
中国機の領空侵犯が確認されたのは今回で4回目となります。
防衛省は「極めて遺憾であり、中国政府に厳重に抗議して再発防止を強く求めた」とコメントしています。
一方、中国海警局の報道官は日本の民間航空機が釣魚島(魚釣島)の領空に不法に侵入したとし、「法に則って必要な管理措置を講じ、離陸した艦載ヘリコプターで警告して追い払った」と発言しています。
画像撮影:第11管区海上保安本部