党首討論で石破総理が“断言” コメ適正価格「3000円台で」
政治|
05/21 19:06
コメの価格をいくらに下げるのか、党首討論で問われた石破総理大臣。「3000円台でなければならない」と断言しました。
■党首討論で石破総理が“断言”
党首討論でも焦点の一つはやはり「コメ」です。
国民民主党
玉木雄一郎代表
「どのように下げるのか、いつまでに5キロいくらまでに下げますか」
石破茂総理大臣
「コメの供給が安定的になされれば、こんなに価格が上下をするはずはない。安定的なコメの供給がなされるということは、私は政策として、必ず実現をしなければならないことだと思っています。コメの商品特性によく着目をしながら、コメは3000円台でなければならない。4000円台などということは、あってはならない」
玉木代表
「5キロ3000円台に下がらなければ、総理として責任を取りますか」
石破総理
「これは責任を取っていかなければならないと思っています。それは下げると申し上げているわけですから。仮に下がらないとするならば、なぜ下がらないかをきちんと説明するのは政府の責任だと思います」
玉木代表
「総理に根源的なことを聞きます。総理の認識、コメは余っていますか、それとも足りないんですか」
石破総理
「余っていたら、このようなことになりません」
石破総理は、政府がコメの需給を調整してきた“減反”にも言及しました。
「コメの値段というものを下げてはならないが、多くの政党のコンセンサスでした。コメの値段を下げるべきだと主張した党を私は知りません。皆でそれをやってきたはず、結果として農地も減った。コメは足りないと断言はしませんが、ギリギリの需給状況を超えている」
生産量を増やせば当然、コメの価格は下がり、場合によっては暴落もあり得ます。
玉木代表
「下がると物価高だから、コストを割り込む可能性がある。その時に営農継続が可能な所得を直接支払いで補償していく。コメ政策の根本的な政策変更なくして、この高止まりを解消することはできない。総理、お考えを伺います」
石破総理
「その問題意識をもって、15年前は麻生内閣で農水大臣を務めた。幹部は辞表を出すわ、倒れる人は続出するわ、大変なことでした。史上最低の農水大臣と言われました。ですけども、それをやっていかなければならないことだと思ってる。増産の方向にかじを切れという主張は同意する」
“減反”から“増産”、果たして今年はその転換点になるのでしょうか。