中国軍機が2日連続で“異常接近” 自衛隊機に30メートルまで 防衛省「意図的」
政治|
07/10 23:45

防衛省は東シナ海の公海上空で自衛隊機が中国軍の戦闘爆撃機に水平距離およそ30メートルまで接近されたと発表しました。
防衛省によりますと、航空自衛隊の情報収集機が9日、東シナ海の公海上空で警戒監視をしていたところ、午前10時50分ごろからおよそ15分間、中国軍の戦闘爆撃機1機が複数回にわたって接近しました。
一時は水平距離およそ30メートルまで接近したということです。
また、10日にも東シナ海の公海上空でおよそ10分の間に複数回接近したということです。
防衛省は「意図的に近付いた」との認識を示し、「偶発的な衝突を誘発する可能性がある」として中国側に再発防止を厳重に申し入れました。
また、10日には岩屋外務大臣が王毅外相との会談で深刻な懸念を表明し、対応を強く求めました。
中国軍機による接近は6月も発生していて、日本政府は再発防止を求めていました。