米関税など議論終え 石破総理帰国
政治|
05/01 06:05
石破総理大臣はベトナムとフィリピンの訪問を終えて先月30日夜に帰国しました。首脳会談ではトランプ関税を巡る議論を行ったほか、防衛協力を進めていくことで一致しました。
石破総理大臣
「アメリカの関税措置、中国の報復措置の応酬が世界経済、多角的貿易体制に与える影響は甚大なものがございます」
石破総理はベトナム、フィリピンそれぞれの首脳との会談で、南シナ海で海洋進出を強める中国を念頭に安全保障での協力を強化していくことで一致しました。
また、フィリピンでは中国の艦船と対峙(たいじ)している沿岸警備隊を視察したほか、寄港中の海上自衛隊の掃海艇の隊員を激励しました。
政府関係者は中国が進出をはかる東南アジアで、日本の存在感を示せたと成果を強調しています。
帰国した石破総理には与野党から挙がる減税論など、内政の課題も待ち受けています。