アサド崩壊で対シリア制裁緩和を閣議決定 トランプ政権と足並みそろえ
政治|
05/30 13:01

政府は、30日の閣議で長年独裁を敷いてきたアサド政権の崩壊を受け、中東シリアに科していた資産凍結などの制裁措置の一部を解除することを決めました。
林官房長官
「国際社会とも歩調を合わせつつ、シリアにおける前向きな取り組みを後押しし、長年の危機で疲弊したシリア国民の生活を改善する必要があるという考えに基づきまして、総合的に検討し…」
シリアでは、2024年12月に長年独裁を敷いてきたアサド政権が崩壊し、その後、暫定政権が国家を運営しています。
林官房長官は「包摂的な政治的解決と国民和解に向けた対話に取り組んでいる」と評価し、シリア暫定政権が国際社会と協調し「平和的かつ安定的な体制移行を期待する」と述べました。
アメリカのトランプ政権も13日、シリアへの制裁を解除する方針を示していて、足並みをそろえた形です。