トランプ大統領の原爆発言「歴史の評価は専門家が」 林官房長官 論評を避ける
政治|
06/26 12:27
トランプ大統領が、広島と長崎への原爆投下を引き合いにアメリカ軍のイラン攻撃を正当化したことについて、林官房長官は「歴史の評価は専門家が議論すべき」と述べるにとどめました。
林官房長官
「広島および長崎に対する原爆投下は大変多くの尊い命を奪い、人道上極めて遺憾な事態をもたらしたものと認識をしております。一般的に歴史的な事象に関する評価については、専門家等により議論されるべきものと、そういうふうに考えております」
林長官はまた、原爆投下に関する日本の考え方はこれまでアメリカ政府に伝えてきたとし、「引き続き緊密に意思疎通を図る」と述べました。
トランプ大統領は25日、NATO=北大西洋条約機構の首脳会合に出席し、アメリカ軍によるイランへの攻撃を広島と長崎への原爆投下になぞらえ、核施設を完全に破壊することでイスラエルとイランの「戦争を終わらせた」と主張しました。
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