自民党内から石破総理大臣の退陣論が出るなか、笹川農水副大臣は参議院選挙の結果責任を問う両院議員総会を開くために必要な人数分の署名が集まったと明らかにしました。 自民党
　笹川農水副大臣 「現時点で3分の1はクリアしました。皆、危機感を共有していますよ。ベテランの方も『署名するから持ってこい』というようなお話もありました」
　自民党執行部は28日に両院議員懇談会を開いて意見を聞く方針ですが、党内からは議決権のある「両院議員総会」の開催を求める声が出ています。
　開催には国会議員の3分の1以上の要求が必要なため、旧茂木派や旧安倍派、麻生派などの中堅・若手議員が中心に署名活動を進めています。
　署名文書では「結果責任を問い党の再生のために速やかに両院議員総会の開催を求める」という決議への賛同を求めています。
　旧茂木派に所属していた笹川農水副大臣は25日、この決議に賛同した人は党所属議員の3分の1を超え両院総会の開催を求めることが可能になっていることを説明しました。
　この後も2分の1以上の賛同を得られるように活動し、28日の懇談会での石破総理大臣の発言などを見極めたうえで執行部側に申し入れる方針です。
　ただ、自民党の党則では両院議員総会を開いて総裁を辞めさせられる規定はなく、両院議員総会を開くかどうかも執行部の判断となります。