大学受験予備校「ニチガク」が破産へ 共通テスト目前の教室閉鎖に生徒から戸惑いの声
社会|
01/06 19:43
東京・新宿の大学受験予備校「ニチガク」が教室を閉鎖し、近く運営会社が自己破産を申請することが分かりました。今月18日と19日には大学入学共通テストを目前に控えたなか、生徒から戸惑いの声が上がっています。
運営会社の「日本学力振興会」の代理人弁護士によりますと、近年の生徒数の減少などによって資金難に陥り、破産申し立てに向けた債務整理をしているということです。
「ニチガク」に在籍するおよそ130人の生徒については現在、生徒の新たな受け入れ先となる他の予備校を探しているということですが、まだ決まっておりません。
ニチガクに通う高校2年の生徒は「まさか自分が被害に遭うとは全く思っていませんでした。高3はすぐなんでかわいそうだな」と話しました。
また、ニチガクでアルバイトしている大学生によりますと、昨年10月の給与から支払われていなかったといい、「受験生を最後までみてあげたかった。かわいそう」と話しました。
負債総額については「調査中」とのことですが、東京商工リサーチの調査では、およそ1億円ということです。