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「飛び火…それだけが不安」山火事発生から54時間経過も鎮火のめど立たず 山梨

社会

01/20 20:56


 山梨県の山火事は18日午後の発生からおよそ54時間経ちましたが、延焼が続いていて鎮火のめどが立っていません。住民からは不安の声が上がっています。
 警察などによりますと、18日午後1時すぎ、甲府市と笛吹市にまたがる大蔵経寺山の山頂の北側から出火しました。
 火は尾根を挟んで甲府市側と笛吹市側にそれぞれ広がり、19日夜までに40ヘクタールが焼けたとみられています。 近隣住民 「こちら(甲府側)に来るということは予想していなくて。一晩で、朝起きたらこっちに燃え広がってきちゃって」 「(火が)転々とあっちこっち飛び火した。とてもとても不安で怖くて。いつ自分の家に飛び火してくるのか、それだけが心配」 「自衛隊の方々、消防の方々、一生懸命、消火活動していただいて、なんとか今のところは大事に至らず安堵(あんど)している」
 発生からおよそ54時間が経った20日午後7時現在も延焼していて、消火活動が続けられていますが、鎮火のめどは立っていないということです。
 この火事で19日夜から20日にかけて、近所に住む15人が一時、公民館に避難しました。
 この山火事でけがをした人や住宅への延焼は確認されていません。

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