「寝る場所もない若者の相談が毎日のように…」三原こども担当大臣が支援施設を視察
社会|
01/21 22:16
学校でのいじめや児童虐待の件数が増加している事を踏まえ、三原じゅん子こども政策担当大臣が若者らに居場所を提供し、相談支援を行うNPO法人の施設を視察しました。
三原大臣は21日、東京・豊島区にあるNPO法人「サンカクシャ」を訪れ、施設を利用する若者らと抱えている悩みや問題について意見交換しました。
サンカクシャでは身近に頼れる大人がおらず、悩みを抱えている若者らのために夕食を提供するなどして居場所を作り、相談を聞いています。
サンカクシャの荒井佑介代表理事は「親からの虐待に耐えられずに家出をして、きょうの寝床もないというような若者の相談が本当に毎日のように寄せられている。特に18歳から25歳くらいまでの若者の支援体制が足りず、誰がしっかり若者をサポートしていくかが今、問われている」と現状を語りました。
こども家庭庁では、こどもの悩みの相談体制を強化するためのプロジェクトチームを設置し、若者への聞き取りを行うなど対応を進めています。