台湾の「恵子」から指示 被害者語る“詐欺”手口
社会|
01/22 18:30
台湾の「恵子」に指示された。エスカレートするロマンス詐欺の手口とは。
ロマンス詐欺
被害男性(30代)
「LINEがまめだったり、料理の写真とか送ってきて」
SNSで偶然開いた恋の花、しかしそれは「恵子」が仕掛けた巧妙なわなでした。
結婚をちらつかせるなどして金をだまし取るロマンス詐欺、SNSがきっかけとなるケースも。
ロマンス詐欺
被害男性(30代)
「LINEがまちがって来て、連絡先を追加したら相手がやり取りしたいという感じで」
去年8月、鹿児島県の30代男性に突然届いたSNSの通知。台湾に住む「恵子」と名乗ったといいます。男性は「恵子」と何げないメッセージを続けました。
ロマンス詐欺
被害男性(30代)
「(一日)20回か30回くらい。どこかに出掛けた写真とか料理の写真とかを送ってきて、料理うまそうだなと思ったりして、ちょっとずつ好きになっていって。“台湾から帰ってきたら一緒に暮らそう”と言われた」
やり取りを始めて2カ月後、「結婚すればお金が必要になる」と「恵子」から投資サイトを紹介されました。男性は怪しむことなく、5回に渡り合計およそ150万円を振り込みました。すると…。
ロマンス詐欺
被害男性(30代)
「LINEが返ってこなくなった。最初は心配だったけど、時間が経つにつれて怪しくなってきて、警察に相談した。許せないの一言ですね」
鹿児島県警はロマンス詐欺事件として捜査していますが、容疑者の特定には至っていません。