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「震えるほど怖かった」天井から伸びた“手”正体は

社会

02/03 19:00


 天井から手が。都内の住宅で恐怖の瞬間。 ■天井から伸びた“手”
 正体は
 天井に開いた穴からガリガリとする音とともに、なんと手が飛び出してくる、まさに恐怖の瞬間が映し出されています。 撮影した女性 「暴れるガシャガシャとした大きな音と鋭い爪でガリガリと引っかく音が朝から夕方ごろまで続いたので震えるほど怖かったです」
 その手の正体は「アライグマ」。女性が天井裏にアライグマがいると気付いたのは去年7月。 撮影した女性 「明け方ごろに騒音で起きてしまい、眠れないことがありました。3匹もアライグマがいるので、たまにけんかしているような鳴き声も聞こえました」
 9月ごろに捕獲器を設置すると警戒したのか、あまり物音がしなくなりましたが、12月下旬、捕獲器にアライグマ1匹が掛かっていました。捕獲器に掛かったアライグマが脱出しようとした結果、天井を掘って穴が開いてしまったというのです。
 捕獲されたアライグマは駆除業者が回収。撮影した女性によりますと、アライグマはとても大きく、体重が10キロ近くはあったといいます。 撮影した女性 「残りの2匹はいったん逃げていった。今でも2匹はたまに天井裏に来るので、捕獲器を再度設置しています。もしかすると、また捕獲されるかもしれません」
 特定外来生物に指定されているアライグマは全国に繁殖しています。東京都では2023年度、1300匹ものアライグマが捕獲され、増加傾向にあります。アライグマの生態に詳しい専門家は…。 兵庫県立大学
 栗山武夫准教授 「北米産の外来生物です。子どもの時はすごく可愛くて飼う人が多かったんですけど、大人になると気性が激しくなるといわれていて、飼いきれなくなったものが野外に放逐された。感染症などもありますので、見つけたら素手では触らずにお近くの行政の窓口に連絡して下さい」

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