公園の水道水から目標値超えPFAS検出 臨時給水所を設置 栃木・下野市
社会|
02/04 12:52
栃木県下野市にある公園の水道水などから国の暫定目標値を超える有機フッ素化合物=PFASが検出されました。市は臨時の給水所を設置するなどの対応を行っています。
下野市は、市内にある2カ所の公園の水道水と3カ所の井戸を対象にPFASの検査を行いました。
その結果、若林公園の水道水で国の暫定目標値である1リットルあたり50ナノグラムを超過する52ナノグラムが、1カ所の井戸で53ナノグラムが検出されたと発表しました。
下野市はホームページ上で、目標値を超えても「直ちに健康被害を及ぼすものではないとされている」と説明しています。
そのうえで、不安を感じる住民がいることから4日の午前中から臨時の給水所を開設しているほか、午後から住民説明会を実施する予定です。
また、1月から4月までの期間を対象に、浄水器の購入補助を行うとしています。
この問題について、浅尾環境大臣は4日の記者会見で「状況について詳しく把握をしていきたい」と述べました。