金融庁出向中に“インサイダー”か 初公判で元裁判官「家族のために備え」
社会|
03/19 12:47
金融庁に出向中にインサイダー取引を行った罪に問われている元裁判官が、初公判で「家族のために備えたかった」などと起訴内容を認めました。
元裁判官で金融庁に出向していた佐藤壮一郎被告(32)は去年4月から9月にかけて、TOB=株式公開買い付けに関する未公開の情報などをもとに10種類の銘柄、合わせておよそ952万円分を買い付けた罪に問われています。
19日の初公判で、佐藤被告は起訴内容を認め「老いゆく両親や家族のために備えたかった」「違法性については考えないようにしていた」などと話しました。
検察側は懲役2年、罰金100万円などを求刑しました。