2024年の自殺者数は2万320人 全体数は減少も小中高生は過去最多に
社会|
03/28 10:00

厚生労働省は去年1年間で自殺した小中高生の数が529人となり、統計を始めて以来、最も多くなったと発表しました。
厚労省によりますと、去年1年間の自殺者数は2万320人で前の年から1517人減り、統計を始めてから過去2番目の少なさとなりました。
男女ともに減少していて、男性は前の年から1061人減って1万3801人、女性は456人減って6519人でした。
一方で、小中高生の自殺者数は529人と前の年より16人増加し、過去最多となっています。
男女のデータがある2009年以降では、初めて女子の数が男子を上回りました。
学校での問題に関連する自殺の原因としては「学業不振」が最も多く、いじめ以外の「友人との不和」、そして「進路に関する悩み」が続いています。
政府はSNSや学校が配布する「1人1台端末」を活用した相談事業の拡充や自殺未遂をした子どもの対策の検討などを進めています。
厚労省は、悩みを抱える人は1人で悩まずに「こころの健康相談統一ダイヤル」や「いのちの電話」なども利用してほしいと呼び掛けています。
▼「こころの健康相談統一ダイヤル」0570ー064ー556
▼「#いのちSOS」0120ー061ー338
▼「よりそいホットライン」0120ー279-338
▼「いのちの電話」0570ー783ー556