苦境訴え…日曜に「令和の百姓一揆」農家の声を聞け
社会|
03/26 22:03
苦境を訴える農家たちが「令和の百姓一揆」と銘打ち、今週末に全国一斉デモを行います。
酪農家の抗議
「需給ギャップがどうのこうの言っても、きょうの生活がままなりません。希望が見えません」
農林水産省の前で牛とともに政府の無策を断じ、危機を訴えたのは酪農家の人々。酪農だけではなく農業全体が苦境に立つ今、注目されている団体が…。
それは、「令和の百姓一揆」。
農家の人々の声
「あかん」
「収入ゼロと言ってもいい、正直言って」
「若い人がこれから始めるのは、かなり厳しい」
高齢化や収入の減少、相次ぐ離農など危機的状況にある日本の農業を立て直し、次の世代につなげたいと立ち上がった農家と市民の団体です。
星の谷ファーム
天明伸浩さん
「30年間ほと米価が下がり続けて、赤字で米を作り続けてきた人たちがいっぱいいるわけです」
金谷牧場
金谷雅史さん
「3年間で100万円も儲かってないんですよ。こんな仕事ありますかね。まず離農を止めることが先決」
そんな「令和の百姓一揆」が求めているのが「農家が生活できる欧米並みの所得補償」。
30日には東京などにトラクターを集結させてデモを計画しているのですが、頻発する異常気象や燃料や飼料の高騰、そして食糧自給率が低下するなか、このデモは政府や社会を動かすことができるのでしょうか。