「危険運転」要件見直し 法制審議会での議論を前に遺族らが要望書提出
社会|
03/28 15:48

悪質な交通事故に適用される「危険運転致死傷罪」の見直しについて、法制審議会での議論が始まるのを前に、遺族らが法務省に要望書を提出しました。
交通事故の被害者遺族らは危険運転致死傷罪の適用要件の見直しを求めて28日、法務省に要望書を提出しました。
要望書では数値基準の新設に加え、現行法を維持し、具体的な事案に応じて柔軟に解決するように求めています。
会見で遺族らは「しっかり現行法を維持したうえで、まずは基準を明確にしないと何も変わらない」「遺族が少しでも納得できるような形に近付けるよう法改正をしてほしい」などと訴えました。
31日に第1回が開かれる法制審議会の部会では、アルコール濃度や法定速度以上の速さでの運転について、具体的な数値基準を設けることなどが議論される見通しです。