全銀協新会長が貸金庫問題で謝罪 異例の就任会見
社会|
04/01 19:15

三菱UFJ銀行の半沢淳一頭取が全国銀行協会会長として初めての会見を行い、去年発覚した貸金庫問題について謝罪する異例の就任あいさつとなりました。
全国銀行協会(三菱UFJ銀行頭取)
半沢淳一会長
「昨年度は三菱UFJ銀行の貸金庫事案をはじめとする不祥事が発生し、お客様の信頼信用を損なう事態を招いてしまったことを申し訳なく思っています」
半沢会長は三菱UFJの元行員が貸金庫から十数億円相当の金品を盗んだ事件について謝罪したうえで、不祥事で得た教訓を銀行業界に還元して再発防止に努めたいと述べました。
貸金庫を巡っては先月、金融庁が監督指針の改正案を発表し、現金を保管できないようなルールの策定を銀行側に促しています。
これについて半沢会長は「解釈が明確ではなく、格納物とも禁止とも整理されていない」とし、今後金融庁や会員の銀行と協議してルールの改定も含めて検討する考えを示しました。
三菱UFJとしては、安全性を高めたうえで引き続き貸金庫ビジネスを継続していくとしています。