高齢者狙う“サポート詐欺” あの一言で…夫婦が見破る
社会|
04/10 18:17
高齢者狙いの“サポート詐欺”に注意。だまされかけた男性を助けたのは夫婦。「ある一言」で詐欺だと分かったそうです。
■高齢者狙い“サポート詐欺”
被害に遭いそうになった70代男性
「自分では(詐欺に)引っかからないと思っていたけど、話を聞いているうちに思い込みですね。とにかく相手も口が達者でした」
詐欺に遭いそうになった70代男性を救ったのは、福岡県にあるコンビニ店のオーナー・田口裕明さん(64)と妻の孝子さん(57)です。
8万円分の電子マネーカードを購入したいという男性に…。
妻・孝子さん
「何に使うんですか?」
70代男性
「パソコンがフリーズして『買ってこい』と言われた」
パソコンがフリーズ…。怪しい。
セブン-イレブン高田今福店
店長
田口孝子さん
「『パソコンがフリーズして電話が掛かってきて買ってこい』と言われた。完全に詐欺だなと」
孝子さんが見抜いたパソコンのサポート詐欺。どんな手口なんでしょうか。
先月、70代男性が自宅のパソコンでウェブサイトを閲覧していると、突然フリーズして「パソコンがウイルスに感染しています」と警告が。
被害に遭いそうになった70代男性
「とにかく画面が全部消えた」
「(Q.焦った?)焦るよね」
そして、警告画面に掲載されていた電話番号に掛けると、大手ソフトウェア会社を名乗る男が…。
大手ソフトウェア会社を名乗る男
「セキュリティーソフト代と相談料、合わせて8万円分の電子マネーカードを購入して下さい」
大手ソフトウェア会社を名乗る男
「とにかく(警告画面を)消したかったので、相手の言いなりになってしまった。(コンビニ店員には)感謝です。こっちは思い込んでしまっていたから」
実は田口さん夫妻が表彰を受けるのは今回で3回目です。
セブン-イレブン高田今福店オーナー
田口裕明さん
「毎日、全従業員気を引き締めて“必ず防ぐんだ”という強い意志を持って店頭に立とうかなと今後も思っている」