「百日ぜき」1週間の感染者578人で過去最多に 乳児感染で重症化も
社会|
04/08 13:02

赤ちゃんが感染すると死亡する恐れもある「百日ぜき」について、1週間で報告された患者数が過去最多となりました。
「JIHS」=国立健康危機管理研究機構によりますと、先月31日までの1週間で報告された「百日ぜき」の感染者数は前の週の458人から100人以上増え、全国で578人となりました。
感染者数の全数把握を開始した2018年以降で最多です。
都道府県別では、最も多いのが兵庫県で36人、次いで沖縄県35人、大阪府33人となっています。東京は28人でした。
「百日ぜき」はせきが長く続くのが特徴の感染症で、新生児や乳児がかかった場合は呼吸困難などで死亡する恐れもあります。
厚生労働省はワクチンでの予防のほかに、くしゃみなどの飛沫(ひまつ)から感染することから、手洗い・うがいやマスクの着用を呼び掛けています。