石丸伸二氏の名誉毀損確定 広島・安芸高田市長時代の「どう喝」発言 最高裁
社会|
04/24 16:29

広島県の安芸高田市長だった石丸伸二氏から「恫喝(どうかつ)された」などとSNSで嘘の投稿をされ、名誉が毀損されたとして市議が安芸高田市と石丸氏に損害賠償を求めた裁判で、最高裁は上告を受理しない決定をしました。市に賠償を命じる判決が確定しました。
石丸伸二氏は安芸高田市長だった2020年に市議会内で山根温子市議から「議会を敵に回すと政策が通らなくなる」などと「恫喝」を受けたと発言し、同じ内容をSNSに投稿しました。
山根市議は嘘の内容で名誉を毀損されたとし、市や石丸氏を訴えていました。
1審の広島地裁は「石丸氏の発言は真実とは認められない」とし、市に対して33万円の支払いを命じた一方、石丸氏への訴えは退けていました。
また、2審の広島高裁も1審判決を支持していました。
その後、市は上告を断念しましたが、市側の補助参加人だった石丸氏が上告受理の申し立てをしていました。
最高裁は23日付で上告を受理しない決定をしました。
これで市に賠償を命じた判決が確定しました。