アパート放火か 20歳女の素顔 知人証言「住人が世話を…」
社会|
05/30 18:58
窓から吹き出す真っ赤な炎。放火の疑いで逮捕されたのは、20歳の女でした。「アパートの住人と面識がある」。動機の一端が見えてきました。
■アパート火災は“放火”だった
火の手が上がったのは、大分県玖珠町の木造2階建てのアパートです。
近隣住民
「外から声がして出たら火の手が立っていて、アパートの消火器を持って行ったけどそれどころではなかった。すごく火の手がはやかった」
この火事でアパートは全焼。そして消火活動が行われていた、まさにその最中でした。
放火の疑いで逮捕されたのは、同じ町内に住む20歳の柿元冴恵容疑者。警察によると、柿元容疑者はまだアパートが燃えている間に、現場から歩いて5分ほどにある警察署に自ら出頭しました。
■アパート放火か
20歳女の素顔
柿元容疑者の知人
「おとなしい人でした。放火したと聞いてびっくりしました。ちょっと自分の気に障ると(LINEを)長文で送ってきてすぐに取り消すような感じ」
火を付け、そのまま歩いて出頭したとみられる柿元容疑者。現場では、不可解な行動をする女性を見掛けた人がいました。
近隣住民
「火が出てたので『危ないよ』と声をかけたんですけど、(アパートの)中に入って行っちゃったので」
一体なぜ、このアパートを狙ったのか。取り調べに対し柿元容疑者は…。
柿元冴恵容疑者の供述
「自分がやりました。アパートの住民と面識がある」
全焼したアパートは1階部分が倉庫になっていて、2階に50代男性、40代女性、そして20代男性の2世帯3人が住んでいました。
3人はアパートから逃げ出し、けがはありませんでした。
柿元容疑者は、この3人の誰かと知人同士だったといいます。
柿元容疑者の知人
「(柿元容疑者は)たまに夜中に(アパートに)来るんですよ。トラブルってというか…親が(柿元容疑者を)放置してたんですよ。それで(アパートの住人が)お世話していたみたいな感じなんです」
警察は住民と何らかのトラブルがあったとみて、詳しい動機について調べています。