天皇陛下「初めて訪れた愛子も歴史を深く心に刻んでいた」と感想 ご一家で沖縄訪問
社会|
06/05 01:18

愛子さまと一緒に沖縄県を訪問している天皇皇后両陛下は「初めて訪れた愛子も苦難の道を歩んできた沖縄の人々の歴史を深く心に刻んでいました」と初日の感想を寄せられました。
天皇皇后両陛下は、冒頭で「はじめて3人そろって沖縄県を訪れることができ、嬉しく思います」と感想をつづり、4日に国立沖縄戦没者墓苑や平和の礎、平和祈念資料館を訪れたことに触れ、「はじめて訪れた愛子も苦難の道を歩んできた沖縄の人々の歴史を深く心に刻んでいました」と記されました。
そのうえで、「戦争を体験された方や、遺族となられた方々のお話を伺い、みなさんが経験された想像を絶するような苦難の一旦(いったん)に触れ、深く心が痛むとともに、戦争の悲惨さや平和の大切さについて思いを新たに致しました」とつづられました。
さらに「戦後80年が経ち、戦争を実際に知る世代が少なくなってきている中で、そのような戦争の記憶を次の世代に継承し、理解を広めようとされている語り部の皆さんの活動も大変意義深いものであると感じました」とも記されました。
そして「戦後80年を迎える節目の年に沖縄県を訪れ、沖縄戦で亡くなられた方々や戦争によって苦難の道を歩まざるを得なかった方々に思いを寄せつつ、平和の尊さを心に刻み、平和への願いを新たにしていきたいと思います」と締めくくられました。