性的広告の対策 親らの団体がこども家庭庁に要望書提出 大手サイトは対策も
社会|
06/05 01:33

年齢制限のないサイトに表示される性的な広告のすみ分けを求め、子どもを持つ親らからなる団体がこども家庭庁に要望書を提出しました。
性的な広告を巡っては、子どもも閲覧するような年齢制限のないサイトにも表示されているとして問題となっています。
子どもを持つ親らからなる団体「性的なネット広告のゾーニングを目指す会」は、対策を求めてこども家庭庁に要望書を提出しました。
団体がオンラインで行った署名活動は10万筆以上集まり、代表は「国レベルでまずは調査に取り組んでほしい」と求めています。
また、「コミックシーモア」や「ピッコマ」など電子コミックの配信を行う11社が加盟している「日本電子書店連合」は4月30日、性行為を想像させるような漫画のコマを使った広告について、年齢制限のないサイトには配信しないとする統一基準を設けました。
これまで一部の会社では閲覧者から性的な広告についての問い合わせがあり、配信先が不適切だと確認できた場合は表示をその都度止めていたということです。
日本電子書店連合は「今後も広告運用の適正化に向けて取り組んでいきたい」とコメントしています。