行方不明者届出受理8万超 2割は認知症やその疑い GPS活用が早期発見のカギ
社会|
06/05 10:27

去年1年間で行方不明の届けが出された人数が8万2000人以上に及んだことが分かりました。このうち、およそ2割は認知症やその疑いがある人でした。
警察庁によりますと、去年1年間で行方不明の届けが出された人数は8万2563人で、86%は年内に所在が確認されました。
最も多いのが認知症やその疑いがある人で、全体の2割ほどを占めています。
そのうち491人が亡くなり、およそ8割が行方不明となった場所から5キロ圏内で発見されました。
死亡が確認された場所としては、河川や用水路、山林などが半数を占めていて、捜索の難しさが発見の遅れにつながったということです。
警察庁は行方不明者の早期発見のためには、GPS機器などを活用することが効果的だとしています。