中居正広さんと女性とのトラブルについての一連の対応を巡り、フジ・メディア・ホールディングスの株主が経営陣らに賠償を求めている株主代表訴訟で、経営陣側は訴えを退けるよう求めました。
　フジ・メディア・ホールディングスの株主の男性は、中居さんと女性とのトラブルを巡る一連の対応で会社に損害を与えたとして、日枝久取締役相談役や港浩一前フジテレビ社長ら歴代の経営陣15人に対し、およそ233億円の賠償を求める株主代表訴訟を起こしています。
　東京地裁で5日に開かれた第1回口頭弁論で、経営陣側は争う姿勢を示しました。
　男性は意見陳述で「代表訴訟を通じて旧体制を一掃し、フジテレビがスポンサー及び視聴者などから信頼される会社に一日でも早くなることを願っています」などと訴えました。
　訴状などによりますと、男性は「中居さんと女性とのトラブルを認識していたのに番組を継続した」「内部統制システムが正常に機能していなかった」などと主張しています。