詐欺行為は20年以上か 日大重量挙部元監督を詐欺疑い逮捕 5000万円超…車やバッグに
社会|
06/11 12:44
日本大学重量挙部の元監督が、保護者から授業料などをだまし取った疑いで逮捕された。詐欺行為は20年以上続いていたとみられている。
■重量挙部OB「学生の夢を食い物に」
インカレで22回優勝、オリンピックでもここ3大会、日本代表選手を輩出し続けている屈指の名門。
10日に詐欺容疑で逮捕されたのは、その日本大学重量挙部で去年、懲戒解雇されるまで24年にわたり監督を務めてきた難波謙二容疑者(63)だ。
2023年度に入部予定だった特待生の保護者ら4人から、現金205万円をだまし取った疑いが持たれている。
重量挙部のOB
「すごく悲しかった。学生の夢を食い物にしていたんだと」
難波容疑者は特待生の保護者に対して、本来必要のない授業料などを部の口座に振り込ませていたという。
重量拳部のOB
「入学するタイミングで、一括でお金を払わないといけない話があった。当時、母は定期預金とかを解約して入れたと聞いている。苦労して稼いだお金だと思うので、むかつきますよね」
両親は息子のためにと、やむなく200万円ほどを工面したという。
大学の調査で難波容疑者は2005年度以降、58人の保護者から不正に金を受け取っていたことが分かっていて、被害総額は5300万円を超えていたという。
だまし取った金の多くは、車の点検費用やコーティング代のほか、スーツやバッグ、香水の購入など自分のために使っていたとみられている。
難波容疑者は「寄付金として保護者の了解を取り付けてもらったお金という認識だった」などと容疑を否認している。
(「大下容子ワイド!スクランブル」2025年6月11日放送分より)