厚労省の委託事業費水増しで4100万円詐取か コンサル会社元社長ら2人逮捕 警視庁
社会|
06/12 23:59
厚生労働省から委託された事業で費用を水増しした請求書を作成するなどして国から現金4100万円をだまし取ったとし、コンサルティング会社の元社長の男ら2人が逮捕されました。
警視庁に逮捕されたのは、京都市のコンサルティング会社「ランゲート」の元社長の大中忠生容疑者(63)ら2人です。
大中容疑者らは2022年、厚労省から委託された「就業環境整備・改善支援事業」の費用について、嘘の報告書を作成するなどして費用を水増して報告し、約4100万円をだまし取った疑いが持たれています。
警視庁によりますと、委託費は前払いで受け取り、1年間で使わなかった分は返還する必要があるにもかかわらず、2人は使ったように装い、返還を免れていました。
大中容疑者は取り調べに対して「全くの事実誤認です」と容疑を否認していますが、もう1人は認めています。