警察官名乗る人物からのうその電話で70代男性が1億円だまし取られる被害
社会|
06/20 16:07

警察官を名乗る人物たちからの嘘の電話で70代の男性が1億円をだまし取られる被害が発生しました。
去年11月から今年2月にかけて、宇都宮市に住む70代男性が現金合わせて1億円をだまし取られる被害が発生しました。
警察によりますと、去年10月ごろ、男性の自宅の固定電話にNTTの職員や警察官を名乗る人物たちから「あなたの携帯電話番号が犯罪に使われている」「共犯の容疑がある」などの嘘の電話がありました。
その後も検事を名乗る男から「資金洗浄の疑いがある」などと電話があり、男性は指示に従って所有していた株をすべて売却し、現金を新たに開設した口座に入金しました。
さらに「入金されたお金を調べる」と言われ、パスワードを教えた結果、合わせて1億円をだまし取られたということです。
警察は「警察官や検事を名乗り『犯罪の容疑がある』『指定する口座に入金する必要がある』などと言ってくるものはすべて詐欺です。このような電話があった場合すぐに電話を切って家族や警察に相談を」と呼び掛けています。